
江古田で、少し特別なお酒の時間を楽しみたい日に覚えておきたい一軒が「室見 富永(ムロミトミナガ)」です。
店内はわずか7席。大きな居酒屋ではなく、料理ができあがる様子を近くに感じながら、ジビエや季節の和食と日本酒を少しずつ重ねていくタイプのお店です。
今回の写真を振り返ってみても、肉料理、煮物、季節の小皿、蛸、天ぷら、細巻き、鹿のタルタルと料理の表情が次々に変わり、その合間に日本酒も次の一本へ。
「何を食べるか」だけではなく、次はどんな料理とお酒が来るのだろうという流れそのものを楽しめる時間でした。
江古田「室見 富永」は7席の小さな和食店
「室見 富永」は2024年8月にオープンした、江古田の居酒屋・日本料理店。
江古田駅から徒歩約3分、新桜台駅からも徒歩約5分と、西武池袋線と西武有楽町線のどちらからもアクセスしやすい場所にあります。
写真で特に印象的なのが、この大きな一枚板のような木のカウンター。窓辺には日本酒の瓶が並び、派手な装飾よりも器やお酒が自然に目に入ってきます。
カウンター4席とテーブル3席の計7席なので、一般的な大衆居酒屋とはかなり違う距離感です。少人数でゆっくり料理とお酒を楽しみたい日に向いています。
カウンター席では、料理が仕上がっていく気配や、次の日本酒が準備される様子をすぐ近くに感じられるのも、この席数だからこその魅力。一人で訪れても、料理とお酒が次へ移っていく流れそのものを眺めながら過ごせる空間です。
最初から「普通の居酒屋」とは違う料理の流れ


前半から肉の一皿、そして具材がごろっと入った煮込み料理へ。
「ジビエの店」と聞くと、豪快な肉料理が続くイメージを持つかもしれませんが、室見 富永では和食らしい小さな皿を少しずつ楽しめるのが面白いところです。
料理名は、その日の内容を確認するのがおすすめ。
季節や仕入れで料理が変わるお店なので、この記事では写真だけで判別できない料理について無理に固有名詞を付けていません。「今日は何がありますか?」と、その日の一皿との出会いを楽しむのが似合う店です。
日本酒は料理の合間に次々と。酒好きにはたまらない




この店の魅力は、料理だけでなく「お酒をどう合わせるか」まで含めた楽しさ。
今回も一種類をずっと飲み続けるのではなく、料理の流れに合わせるように何本もの日本酒をいただきました。
日本酒に詳しくなくても、「こういう料理にはこんなお酒が合うんだ」と発見できるのがうれしいところ。逆に日本酒好きなら、瓶が出てくるたびにラベルを眺める時間まで楽しめます。
季節の野菜と果物を使った、軽やかな一皿
肉やお酒の間に、こうしたみずみずしい一皿が入るのも印象的です。
室見 富永では過去にも桃と水茄子を組み合わせた季節料理が登場しており、ジビエだけに寄らず、旬の野菜や果物を和食の流れに入れていくのも店の個性。
しっかりした料理が続く中で、口の中の空気をすっと切り替えてくれるような存在です。
ピーマンと肉味噌、蛸、小鉢。少量多皿だから楽しい


パリッとした緑のピーマンに肉味噌を合わせた一皿、そして蛸の料理。
一品を大量に食べるというより、味も食感も違うものが小さな器で次々に現れるので、日本酒を飲みながらゆっくり食べるのにちょうどいい構成です。
薬味を添えた温かみのある小鉢も登場。器が一皿ごとに違うので、料理が運ばれるたびに見た目も変化します。
揚げ物も軽やか。日本酒がまた進む
途中には揚げ物も。
煮物、小皿、蛸と続いたあとに食感の違う料理が入ることで、食事が単調になりません。
そして、ここでも自然に次の日本酒へ。


小さな細巻きが、酒のつまみとしてちょうどいい


終盤には細巻き。
大きな〆のご飯ではなく、ひと口サイズでつまめるのがこの流れにぴったりです。
横に添えられた薬味を少し合わせながら食べると、もう一杯だけ日本酒を飲みたくなるような佇まい。
印象に残った鹿のタルタル 卵のせ
そして、今回の写真の中でも特に「室見 富永らしい」と感じるのが鹿のタルタル 卵のせ。
細かく切った鹿肉の中央に卵黄。横には海苔が添えられています。
ジビエと聞くとクセの強い料理を想像する人もいるかもしれませんが、この料理は見た目からしてとても端正。
食べ方にも少し遊び心があり、鹿肉と卵黄を合わせて、自分で海苔に包んでいただくスタイル。手巻き寿司のように自分の手で仕上げる楽しさがあり、パリッとした海苔を合わせることで、ひと口の中に食感の変化も生まれます。
「ジビエを日本酒の肴として、こんなふうに楽しませるんだ」と、この店らしさを感じやすい一皿です。
初めて行く前に知っておきたいこと
🪑 席は7席。予約して行くのが安心
カウンター4席と3席のテーブル1卓という小さなお店です。ふらっと入るより、特に週末は予定を決めて予約しておくほうが安心です。
⏰ 土日祝の昼時間は予約条件を確認
現在掲載されている情報では、土日祝は14:00から営業し、14:00〜17:00は前日までの予約制となっています。今回のように昼の時間帯で楽しみたい場合は、予約時に営業時間を確認してください。
🍂 季節で料理が変わる
ジビエも魚も野菜も、その時期の内容で変わります。この記事とまったく同じ料理が常にあるとは限りません。むしろ「今日は何が出てくるのだろう」と楽しみにして行くのがおすすめです。
📱 最新情報はInstagramを先に見る
不定休のお店なので、営業日やイベント、昼営業などは来店前に公式Instagramで最新情報を確認しておくと安心です。
🌿 香りを楽しむ小さな空間では、強い香水は控えめに
これは店舗独自の禁止事項という意味ではありませんが、日本酒や和食の出汁など繊細な香りも楽しみたい7席の空間です。周囲との距離も近いため、香りの強い香水や整髪料は控えめにして訪れると、より気持ちよく食事を楽しめます。
公式Instagram・地図・店舗情報
- 店名
- 室見 富永(ムロミトミナガ)
- ジャンル
- 居酒屋・日本料理・ジビエ・日本酒
- 住所
- 東京都練馬区栄町41-1 1F
- 最寄り駅
- 西武池袋線「江古田駅」/西武有楽町線「新桜台駅」
- アクセス
- 江古田駅から徒歩約3分、新桜台駅から徒歩約5分
- 営業時間
- 平日 17:00〜23:00/土日祝 14:00〜23:00
- 昼時間
- 土日祝14:00〜17:00は前日までの予約制との案内あり
- 定休日
- 不定休
- 予約
- 予約可
- 席数
- 7席(カウンター4席・テーブル3席)
- 禁煙・喫煙
- 全席禁煙
- 支払い
- カード・電子マネー・QRコード決済対応との掲載あり
- @muromi_tominaga
- 訪問日
- 2026年8月30日
※営業時間、定休日、予約方法、料理内容、支払い方法などは変更される場合があります。来店前に公式Instagramまたは店舗へ最新情報をご確認ください。
あきのひとこと
江古田は学生街で大衆的なお店が多いイメージもありますが、「まだこんな素敵な隠れ家があったなんて!」と驚かされました。にぎやかな大衆酒場も大好きですが、たまにはこういう静かな空間で、お酒と料理にじっくり向き合う時間も最高ですね。
ジビエというと「野性味のあるお肉をガッツリ」というイメージを持ちがちですが、ここでは煮物、季節の野菜、蛸、天ぷら、細巻きまで、繊細な和食が少しずつ続きます。少量多皿だからこそ、一皿ごとに気分が切り替わり、次のお酒を選ぶ楽しさも増していきます。
特に印象に残った鹿のタルタルは、卵黄と合わせ、自分で海苔に包んで食べるという遊び心のある一皿。ジビエを構えずに楽しめる見せ方と、日本酒を合わせたくなる佇まいに「この店ならでは」を感じました。
そして7席だけだからこそ、料理が仕上がる気配を感じながら、次はどんなお酒が出てくるのだろうと待つ時間まで楽しい。食べること、飲むこと、その間の時間まで含めて味わうような夜でした。
江古田で少し背伸びをして、ゆっくり大人の時間を過ごしたい夜。そんな日に思い出したい、とっておきの一軒になりました。
まとめ|ジビエ、日本酒、季節の和食を小さな空間で
江古田の「室見 富永」は、7席という小さな空間でジビエ・季節の和食・日本酒を楽しめる一軒。
料理は肉だけに偏らず、煮物、野菜、蛸、揚げ物、巻物と変化し、最後まで飽きない流れでした。
中でも鹿のタルタル 卵のせは、ジビエを「力強い肉料理」ではなく、きれいな酒肴として楽しませてくれる印象的な一皿。
席数が少なく、不定休や昼時間の予約条件もあるため、行く日を決めたらまず公式Instagramで最新情報を確認し、予約しておくのがおすすめです。


















