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【赤坂】都会のど真ん中に千本鳥居!? 日枝神社で縁結びの神猿とエスカレーター参道を巡る

赤坂・永田町・神社巡り

ビルの間に巨大な鳥居。そして奥には、朱色の千本鳥居。

今回訪れたのは、赤坂・永田町に鎮座する日枝神社(ひえじんじゃ)。

国会議事堂や高層ビルが集まる都心の真ん中なのに、鳥居をくぐると緑が増え、境内には「江戸の守り神」として歩んできた長い歴史が残っています。

そして今回いちばん印象に残ったのが、山王稲荷神社へ続く朱色の「千本鳥居」。

さらに、神社ではちょっと珍しいエスカレーター付きの参道まで。歩き方によって、まったく違う景色を楽しめる神社でした。

赤坂永田町の日枝神社にある山王鳥居
ビル群のすぐ横に立つ大きな山王鳥居。都会の景色とのギャップが印象的です。

まず目を引く「山王鳥居」|普通の鳥居と形が違う

日枝神社へ向かうと、まず目に入るのが大きな鳥居。

よく見ると、一般的な鳥居の上に三角形の屋根のような形が重なっています。

これは日枝・日吉・山王系の神社で見られる「山王鳥居」。

💡 三角形の部分にも意味がある?

山王鳥居は、明神鳥居の上に合掌したような三角形の破風を載せた独特の形です。山王信仰の総本宮・日吉大社では、この形を神道と仏教が融合した「山王信仰」を象徴する鳥居として紹介しています。形を知ってから見ると、入口の鳥居だけでも歴史の奥行きを感じます。

周囲はオフィスビルやホテルが並ぶ都心そのもの。その中に、巨大な鳥居と深い緑が突然現れるので、入口からすでに日枝神社らしい景色です。

日枝神社の由緒と境内案内板
入口には日枝神社の由緒と境内案内図。参道が複数あるので、最初に見ておくと歩きやすいです。
日枝神社稲荷参道の赤い奉納のぼり
稲荷参道へ近づくと、赤い奉納幟がずらり。ここから雰囲気が一気に変わります。
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圧巻の千本鳥居|階段の先まで朱色が続く

日枝神社の中でも、写真を撮りたくなる場所のひとつが稲荷参道の千本鳥居です。

階段に沿って、朱色の鳥居が何本も何本も連なります。

日枝神社の稲荷参道に連なる朱色の千本鳥居
階段の先まで朱色の鳥居が続く稲荷参道。日枝神社を代表する景色のひとつです。

鳥居の中へ入ると、左右も頭上も朱色。

外から眺めるのとはまた違い、一本一本の鳥居に囲まれながら階段を進んでいく感覚があります。

公式案内では、この朱色は稲荷社で古くから用いられる「稲荷塗」とされ、明るい希望や生命・大地・生産の力を連想させる色として説明されています。

📷 千本鳥居で写真を撮るときは注意

日枝神社は、稲荷参道を「道幅が狭く、平日でも渋滞する人気撮影スポット」として案内しています。長時間の撮影、番傘の使用、鳥居への寄りかかりは避け、通行する人を優先しましょう。

また、今回訪れた7月は周囲の緑も濃い季節。千本鳥居の階段付近でゆっくり写真を撮るなら、夏は虫よけを用意しておくと安心です。

千本鳥居の先にある「山王稲荷神社」

千本鳥居を進んだ先で合わせて参拝したいのが、末社の山王稲荷神社です。

日枝神社境内の山王稲荷神社
千本鳥居と一緒に参拝したい山王稲荷神社。

山王稲荷神社は、日枝神社が現在の星ヶ岡へ遷ってくるより前から、この土地の地主神として崇敬されていました。

1659年、日枝神社が現在地へ遷座した際に現在の社殿が創建され、さまざまな生業の繁栄や願望成就の神として信仰を集めています。

さらに興味深いのが、1945年の空襲。

境内一帯が戦火に見舞われたなか、山王稲荷神社だけが戦災を免れたため、現在では防火・防災守護の神としても崇敬されています。

日枝神社の御祭神とご利益|縁結びには「神猿」も

日枝神社の主祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)。

山・水を司り、大地や万物の成長発展、産業の生成を守る神様として信仰されてきました。

💼 商売繁盛・社運隆昌 江戸の中心を守ってきた歴史から、仕事や事業の祈願でも篤く信仰されています。
💞 縁結び 主祭神の故事に加え、境内の夫婦の「神猿」も良縁の象徴です。
🧿 厄除け 人生の節目や厄年などの祈願も受け付けています。
👶 安産・子授け 安産祈願、子授け祈願でも多くの参拝者が訪れます。

「猿」がどうして縁結び?

日枝神社では、神様の使いである猿を「神猿(まさる)」と呼びます。

公式案内では、猿は「えん」とも読めることから「縁」に通じ、境内の夫婦の神猿像が良縁・縁結びの象徴として親しまれていると紹介されています。

🐒 神猿はどこにいる?見逃し注意

本殿(社殿)に向かって左側には子猿を抱いた母猿、右側には父猿が安置されています。一般的な神社の狛犬のような位置にいるので、本殿だけを見て帰らず左右もチェックしてみてください。母猿は子授け・安産・家内安全、父猿は商売繁盛・厄難消除・良縁などを願う象徴として親しまれています。

本殿へ|徳川家と江戸の町を見守った「山王さん」

赤坂日枝神社の本殿
朱と白、緑青の屋根が美しい日枝神社の社殿。

日枝神社の歴史をたどると、江戸という町の歴史と深く結びついています。

1478年
太田道灌が江戸城内に川越山王社を勧請。江戸城を守る神として祀られます。
1590年
徳川家康が江戸へ入城。「城内鎮守の社」「徳川家の産神」として篤く崇敬されます。
1659年
赤坂の溜池を望む現在の永田町・星ヶ岡へ遷座。
1945年
空襲で多くの社殿を焼失。戦後、氏子・崇敬者の尽力で再建が進められます。

古くから「山王さん」の名で親しまれ、徳川家だけでなく江戸の町の総氏神として信仰されてきた日枝神社。

現在も「皇城の鎮」として、東京の中心を見守っています。

神社なのにエスカレーター!足腰が気になる人にも便利

日枝神社でもう一つ驚いたのが、境内へ上がるエスカレーターです。

日枝神社の階段とエスカレーター
長い階段の横に本当にエスカレーター!スマホの方はぜひ写真を拡大して見てみてください。山王橋参道なら、階段を避けて境内へ上がれます。

神社は高台にあるため、参道によっては長い階段があります。

ここで大事なのが入口選び。エスカレーターを利用したい場合は、外堀通り側の「山王橋参道」を目指します。

♿ 階段を避けたいなら「山王橋参道」へ

千本鳥居のある稲荷参道や正面の男坂は階段ルートです。足腰が気になる人、暑い日、ヒールの靴などで階段を避けたい場合は、最初から山王橋側を目指すと分かりやすいです。

🚶 あきのおすすめ回り方
1千本鳥居側から入る
朱色の鳥居をくぐりながら山王稲荷神社へ。
2山王稲荷神社を参拝
地主神、防火・防災守護の歴史にも注目。
3日枝神社本殿へ
主祭神・大山咋神に参拝。神猿もチェック。
4山王橋参道のエスカレーター側へ下りる
最後に都会のビル群と山王鳥居の景色を楽しむ。

逆に、階段を避けたい場合は最初から山王橋参道のエスカレーターで境内へ上がり、本殿→山王稲荷→千本鳥居の順で巡るのがおすすめです。ただし千本鳥居そのものは階段なので、無理のない範囲で楽しみましょう。

結婚式や七五三の日も|境内ではお祝いの方を優先して

日枝神社では、日々のご祈祷だけでなく神前結婚式や七五三も行われています。

参拝した日に白無垢姿の新郎新婦や、お祝いのご家族を見かけることもあります。写真を撮りたくなる境内ですが、式やご祈祷の進行を妨げないよう、参進の列やご家族の前を横切らない・近距離から無断で撮影しないなどの配慮を忘れずに。

🌸 秋は七五三シーズン

日枝神社では2026年も七五三プランが用意されています。特に秋の参拝は、お祝いのご家族が多い時期。境内をゆっくり楽しみたい場合は、周囲を見ながら静かに参拝しましょう。

日枝神社|アクセス・参拝時間

神社名 日枝神社(ひえじんじゃ)
住所 東京都千代田区永田町2丁目10番5号
赤坂駅 東京メトロ千代田線 出口2から徒歩約3分
エスカレーター 利用したい場合は外堀通り側の「山王橋参道」へ
溜池山王駅 東京メトロ南北線・銀座線 出口7から徒歩約3分
国会議事堂前駅 東京メトロ千代田線 出口5から徒歩約5分
赤坂見附駅 東京メトロ銀座線・丸ノ内線 出口11から徒歩約8分
開門時間 6:00~17:00
授与所・朱印所 8:00~16:00
祈祷受付・宝物殿 9:00~16:00

※開門時間、授与所、御朱印、祈祷受付、エスカレーター運転状況などは変更される場合があります。参拝前に日枝神社公式サイトの最新情報をご確認ください。

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