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【鳩ノ巣~白丸ダム】日曜劇場『DCU』ロケ地へ。高低差27mの「白丸魚道」と地元野菜に出会う日帰り旅

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今回の大本命は、白丸ダムの地下にある“魚のための道”。しかも、日曜劇場『DCU』のロケ地でした。

奥多摩・鳩ノ巣から向かった白丸調整池ダムと白丸魚道。144段のらせん階段を地下へ下り、魚がダムを越えて移動するための長い水路を実際に見てきました。

現地にはTBS日曜劇場『DCU』の撮影場所だったことを紹介する展示もあり、阿部寛さん・横浜流星さんのサインまで。今回は「行ってきました」だけでなく、なぜ魚道が必要なのかまで分かりやすく紹介します。

鳩ノ巣駅から白丸ダムまでは、さらっと

JR青梅線の鳩ノ巣駅で下車。青梅~奥多摩間は「東京アドベンチャーライン」の愛称で案内されています。駅から白丸ダム方面へ歩き、案内表示を確認しながら進めばOK。今回は道中説明を長くせず、すぐ本題へ進みます。

東京アドベンチャーライン
東京アドベンチャーライン
JR青梅線 鳩ノ巣駅
鳩ノ巣駅で下車
白丸ダム方面の案内
案内を見て白丸ダムへ

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ここが日曜劇場『DCU』のロケ地!白丸魚道の地下空間

TBS 日曜劇場|2022年放送 阿部寛さん主演『DCU』の撮影場所として現地で紹介

『DCU』は、阿部寛さん演じる新名正義を中心に、海や河川など“水中”で起こる事件に挑む架空の潜水特殊捜査隊を描いたウォーターミステリーです。

白丸魚道の入口には、『DCU』のビジュアルや撮影時の写真をまとめた展示が置かれていました。さらに、阿部寛さんと横浜流星さんのサインも。何も知らずに訪れるより、ここがドラマの撮影に使われた場所だと知ってから階段を見ると、印象が一気に変わります。

コンクリートに囲まれた大きならせん階段、水の音、地下へ続く少し無機質な空間。実際に立ってみると、ロケ地として使いたくなる独特の雰囲気がありました。

白丸魚道にある日曜劇場DCUのロケ地展示
現地にあった『DCU』の撮影場所紹介。
白丸魚道に飾られた阿部寛さんと横浜流星さんのサイン
阿部寛さん・横浜流星さんのサインも展示。
日曜劇場DCUのロケ地にもなった白丸魚道のらせん階段
白丸魚道の象徴ともいえる巨大ならせん階段。この地下空間が今回いちばん見たかった場所です。

そもそも「魚道」ってなに?

「魚道(ぎょどう)」という言葉は、普段の生活ではあまり聞きません。簡単にいうと、ダムや堰などで川が分断されたときに、魚が上流・下流へ移動できるようにつくる“魚専用の通り道”です。

川の魚の中には、産卵や成長のために上流と下流を行き来する種類がいます。しかし高さのあるダムは魚にとって大きな壁。そこで、本流とは別に流れを比較的ゆるやかにした水路をつくり、魚が少しずつ高低差を越えられるようにします。

① ダムが壁になる川をせき止めると、魚がそのまま上流へ進みにくくなる。
② 魚道で迂回魚が通れる水路を別につくり、大きな高低差を小分けにする。
③ 休みながら遡上流れをゆるめ、途中の休憩プールなどを使って上流へ進める。

白丸ダム魚道は、ダムによって妨げられていた魚の自由な往来を助けるために整備された施設です。東京都の案内では、ヤマメ・アユ・ニジマス・ウグイ・ヨシノボリ・イワナなど様々な魚が生息し、魚道の遡上調査でも複数種の利用が確認されています。

白丸魚道は、ただの観光用トンネルではありません

上流の白丸調整池と下流の川には約27mの高低差があります。白丸魚道は、つづら折れの明り水路と岩盤内のトンネルを組み合わせ、魚がダム上流へ移動できるようにしたもの。全長は約330mです。

「魚のために、ここまで大きな施設をつくったのか」と分かると、地下の景色の見え方も変わります。

白丸魚道の仕組みを説明する案内板
現地の説明で魚道の仕組みを確認。
白丸魚道を流れる水路
魚が実際に移動する水路。

高さ27m・144段。らせん階段を地下へ

現地表示は「高さ27m・階段144段」

入口近くの案内には、はっきり「高さ27m・階段144段」の文字。下をのぞくと階段がぐるぐると地下へ続き、数字以上に深く感じます。

実際に下りていくと、一段、一段と地下へ進むほど空気がひんやりしてきます。真夏の地上から入ると、この温度差だけでもかなり非日常。さらに水の音がコンクリートの壁に反響して、地下全体に轟くように聞こえました。

地上の明るさから離れ、冷たい空気と水の轟音に包まれる感覚は、写真だけでは伝わりにくい白丸魚道ならではの体験です。

白丸魚道 高さ27m 階段144段の案内
「高さ27m・階段144段」の現地表示。
白丸魚道の入口
魚道入口から地下空間へ。
約330m白丸魚道の全長
約27m上下流の高低差
144段現地表示の階段数

白丸魚道を動画で。水の音と立体的な構造は、写真以上に現地の雰囲気が伝わります。

管理人あき

管理人・あきのひとこと

「魚道=魚が通る細い水路」くらいのイメージで訪れたので、度肝を抜かれました。階段を一段下りるごとに空気がひんやりしてきて、地下に響き渡る水の轟音はまるで秘密基地!しかも『DCU』のロケ地だったと現地で知り、一気にテンションが上がりました。仕組みを知ってから見ると、ただの“巨大な地下空間”ではなく、命をつなぐための壮大なスケールの施設なんだと胸が熱くなりました。


白丸ダムと「エコっと白丸」も見ておきたい

魚道の背景にあるのが白丸調整池ダムです。多摩川の流れを調整しながら発電用の水を送るダムで、高さ30.3m・長さ61m。山の緑とエメラルド色の水面に囲まれ、上から眺める景色にも迫力があります。

白丸調整池ダムを上から見た景色
白丸調整池ダム。山の緑と水面の色が印象的です。
30.3mダムの高さ
61mダムの長さ
1963年運用開始

隣接する再生可能エネルギーPR館「エコっと白丸」では、白丸ダムや水力発電について展示で知ることができます。魚道を見る前後に立ち寄ると、「なぜここにダムがあるのか」まで理解しやすくなります。

エコっと白丸の入口
再生可能エネルギーPR館「エコっと白丸」。
エコっと白丸の館内
水力発電や白丸ダムを学べる展示。
施設再生可能エネルギーPR館「エコっと白丸」
住所東京都西多摩郡奥多摩町白丸1-7
アクセスJR青梅線 鳩ノ巣駅から徒歩約9分/白丸駅から徒歩約11分
入館料無料
館内設備だれでもトイレ、Free Wi-Fi、USBポート、電源コンセント、AEDなど

※開館日・開館時間、白丸魚道の開放日は変更・指定があります。訪問前に東京都交通局・奥多摩町の公式情報をご確認ください。

トイレ・休憩・見学時間の目安

🚻 トイレ「エコっと白丸」館内には、だれでもトイレがあります。魚道へ下りる前後の休憩ポイントとして覚えておくと安心です。
⏱ 所要時間管理人の体感では、白丸ダム+魚道を写真を撮りながら見るなら約40〜60分を見ておくと予定を組みやすいです。
📅 開放日魚道は毎日開いている施設ではありません。2026年度も月によって開館日が大きく異なるため、曜日だけで判断せず公式カレンダー確認が必須です。
白丸魚道周辺の景色
地下から外へ出ると、一気に奥多摩の緑。
白丸調整池の水面
静かな白丸調整池の水面。
白丸ダムと白丸魚道の案内図
白丸ダムと魚道の位置関係。魚道がダムを迂回する“魚の道”だと分かります。

帰り道で見つけた、鳩ノ巣の小さな野菜直売

白丸ダムと魚道を見終えて鳩ノ巣方面へ戻る途中、思わず足が止まったのが地元の野菜直売コーナー。現地には「野菜直売」の大きな表示と、「ほとのす日曜会」の料金箱がありました。

手書きの値札には「野菜 1袋100円」、生わさびは300円など。スーパーとはまったく違う、山の町らしい素朴な売り方です。今回は夏らしい赤いトマトなどを購入しました。

鳩ノ巣の野菜直売コーナー
「野菜直売」の手書き看板。
鳩ノ巣で販売されていた地元野菜と生わさび
袋入り野菜や生わさびが並びます。
鳩ノ巣で購入した夏野菜のトマト
帰りに購入した夏野菜。トマトが鮮やか。

こういう寄り道も日帰り旅の楽しみ。 ダムや魚道だけを見て駅へ戻るより、地元の小さな直売をのぞくと鳩ノ巣で暮らす人たちの日常が少し見える気がします。料金箱式の無人販売だったので、100円玉などの小銭を少し多めに持っておくと安心。商品や価格、販売日はその日によって変わると思うので、出会えたらのぞいてみるくらいがちょうどよさそうです。


白丸ダム・魚道がおすすめなのはこんな人

自然散歩+“ちょっと変わった場所”が好きなら面白い

・日曜劇場『DCU』のロケ地を実際に歩いてみたい

・奥多摩で、登山ほどハードではない日帰り散歩をしたい

・ダムや発電所などインフラ施設が好き

・「魚道って何?」を実物を見ながら知りたい

・144段のらせん階段など、写真映えする少し変わった場所が好き

⚠ 白丸魚道へ行く前に知っておきたいこと
  • 歩き慣れたスニーカーがおすすめ:144段のらせん階段は上り下りがあり、地下は湿気で足元が滑りやすく感じる場所もあります。
  • エレベーターはありません:らせん階段を自分の足で下り、戻るときは再び上ります。膝に不安がある方や体力に自信がない方は、無理をせず入口周辺やダム見学中心にするのも選択肢です。
  • 開放日を必ず確認:白丸魚道は開館日が月ごとに設定されています。2026年度の開館日は10:00〜16:00(最終受付15:30)ですが、日程は月によって異なります。出発前に奥多摩町の公式カレンダーを確認してください。
帰りの鳩ノ巣駅
白丸ダムと魚道、野菜直売を楽しんで鳩ノ巣駅へ。このあと次の目的地へ向かいました。
管理人あき

管理人・あきのひとこと

今回の白丸ダムは、「景色のいいダムを見る」だけでは終わりませんでした。『DCU』のロケ地という意外な発見に、ひんやりとした地下深くへ潜る非日常感。そして地上に戻り、無機質な巨大コンクリート施設のすぐそばで、素朴な地元野菜に出会う。このコントラストこそ、自分の足で歩く奥多摩の醍醐味ですね。ちなみに買ったトマトは、家に帰って冷やして食べたら最高に甘かったですよ! ぜひ、小銭を握りしめて歩いてみてください。


まとめ|『DCU』ロケ地だけじゃない。魚道の意味を知るともっと面白い

今回のポイントをまとめると――

① 鳩ノ巣駅からのアクセス説明は短めでも、白丸ダム・魚道まで十分日帰りで楽しめる。

② 白丸魚道は、現地でTBS日曜劇場『DCU』の撮影場所として紹介され、出演者のサイン展示もある。

③ 魚道は、ダムで分断された魚の移動を助けるための“魚の通り道”。

④ 白丸魚道は全長約330m、高低差約27m。現地表示ではらせん階段144段。

⑤ 白丸ダムや「エコっと白丸」を合わせると、水力発電と川の生態系をまとめて知ることができる。

⑥ 地下はひんやりして水音が大きく反響する。144段の階段はスニーカー推奨。

⑦ 「エコっと白丸」にはトイレがあり、魚道・ダム見学は管理人の体感で約40〜60分を見ておくと動きやすい。

⑧ 帰り道の野菜直売は料金箱式。100円玉などの小銭があると買いやすい。

このあとは青梅線で移動し、次の目的地へ。次の記事では御嶽駅から向かったキャニオニング体験を紹介します。


参考にした主な情報

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