
あきの寄り道・西武秩父・三峯神社
池袋から公共交通機関だけで、標高約1,100mの三峯神社へ
2026年8月7日、西武池袋線の特急ラビューに乗って池袋から西武秩父へ。そこから三峯神社行きのバスに乗り、山の中へ向かいました。
今回の目的は三峯神社への参拝ですが、移動そのものもこの旅の楽しみ。大きな窓のラビュー、約75~80分のバス移動、山の空気、少しの山歩き、そして秩父に戻ってからの食べ歩きまで、池袋から日帰りで楽しんだ一日の流れを紹介します。

今回の日帰りルート
- 池袋駅西武池袋線・特急ラビューで出発
- 西武秩父駅ラビューを降りて三峯神社行きのバスへ
- 三峯神社参拝と境内散策、奥宮登山口から少し山歩き
- 西武秩父・秩父市街へ戻る帰りは秩父グルメも楽しむ
- 丹賀・たい焼き ねぎし食べ歩きの詳細は別記事で紹介
この旅の見どころ
池袋から特急ラビューで西武秩父へ
旅のスタートは池袋駅です。西武鉄道の特急ラビュー(001系)に乗り、西武秩父駅を目指します。
西武鉄道によると、池袋から西武秩父まではラビューで最短77分。乗車券とは別に特急券が必要ですが、指定席なので座って移動でき、秩父へ向かう時間そのものを旅として楽しめます。



あきの旅目線🚃
普通の移動なら「早く着かないかな」と思うところですが、ラビューは大きな窓から景色を眺めているうちに、少しずつ都会から山へ変わっていくのが楽しい!三峯神社に着く前から、すでに旅が始まっている感じがしました。
西武秩父駅に到着。ここからバスで三峯神社へ
西武秩父駅に着いたら、次は西武観光バスの三峯神社線へ乗り換えます。三峯神社の公式案内では、西武秩父駅から三峯神社までの所要時間は約80分です。
今回、実際に乗っていた感覚では75分ほどのバス旅。電車を降りたらすぐ神社、という距離ではありません。西武秩父からさらに山へ、山へと入っていく時間があります。



二瀬ダムを過ぎると「本当に山奥へ来た」と実感
バス旅で印象に残ったのが、秩父湖・二瀬ダム付近から先の山道です。二瀬ダムの堤体上は道幅が狭く、信号による交互通行になる区間があります。その先もカーブの多い山道が続き、車窓を見ているだけでも「ずいぶん山奥まで来たな」と感じます。
あきのバス旅メモ🚌
二瀬ダム付近からは道がぐっと山らしくなり、カーブも増えて揺れを感じました。景色は楽しいのですが、乗り物酔いしやすい人は酔い止めを準備しておくと安心です。約80分あるので、スマホをずっと見続けるより車窓を眺めながら乗る方が楽でした。
平日でも5番乗り場は行列。座りたいなら早めに並びたい
今回訪れたのは平日でしたが、三峯神社行きの5番乗り場には長い列ができていました。バスは約75~80分乗るため、座れずに長時間立つことになるとかなり大変です。
今回はラビューの2号車を利用し、西武秩父駅に着いたら寄り道せず、そのまま5番乗り場へ向かいました。今回の体験ではスムーズに動けました。
ここで注意したいのが、「1号車・2号車=西武秩父到着時の進行方向の先頭」と単純には考えられないこと。ラビューは飯能駅で進行方向が変わります。西武秩父駅で改札へ出やすい位置も、列車の“先頭”だけで決まるわけではありません。号車選びだけを頼りにするより、到着したら寄り道せず、まず5番乗り場へ向かうのが実践的です。
あきの実体験メモ🚌
「平日だから大丈夫かな」と思っていましたが、想像以上の行列でした。三峯神社までは長いので、できれば座りたいところ。土日祝や繁忙期はさらに混雑する可能性があるので、ラビューを降りたら先にバス乗り場へ向かうのがおすすめです。
バスとレンタカー、人数によってはどちらがいい?
2026年8月現在、西武秩父駅から三峯神社までのバス運賃は大人片道1,100円です。往復なら1人2,200円。人数が増えると交通費も大きくなるため、西武秩父駅前のレンタカーと比較する価値があります。
| 大人の人数 | バス往復合計 |
|---|---|
| 1人 | 2,200円 |
| 2人 | 4,400円 |
| 3人 | 6,600円 |
| 4人 | 8,800円 |
西武秩父駅前ロータリー正面にはトヨタレンタカー西武秩父駅前店があります。トヨタレンタカーの一般料金例では、C1クラスが6時間まで6,160円、12時間まで6,600円です。ただし、実際には燃料代・任意の補償・時期による料金差などが加わり、三峰駐車場も普通車520円です。
そのため、3人ならバスとレンタカーを比較してみる価値があり、4人ならレンタカーが金額面でも有力な選択肢になってきます。一方で、三峰駐車場へ向かう道路には急カーブや狭い場所があり、休日などは駐車場渋滞も起こります。運転に慣れていない場合や、渋滞を気にせず移動したい場合はバスの方が気楽です。
あきのひとこと
「西武秩父まで来たから、もうすぐかな」と思ったら、ここからが意外と長い(笑)。でも、バスが山深い道へ入っていくほど景色が変わり、三峯神社へ向かっている特別感がどんどん増していきました。
約80分のバス。トイレは乗る前に済ませておく
三峯神社線は路線バスで、西武バスの公式時刻表に途中のトイレ休憩時間は設定されていません。西武秩父駅から三峯神社までは約80分あるため、5番乗り場の列に並ぶ前に駅でトイレを済ませておくのがおすすめです。
また、時期や道路状況によって特別ダイヤ・運休・遅延などが発生する場合があります。出発前に西武バス公式サイトで最新の運行情報と時刻表を確認してください。
標高約1,100m、三峯神社に到着
長いバス移動を終えて三峯神社へ。三峯神社は奥秩父の山中、標高約1,100mに鎮座しています。
秩父神社、宝登山神社と並ぶ秩父三社のひとつとして知られ、山に囲まれた境内には街中の神社とは違う空気が流れています。
現地で気づく「三峯」と「三峰」の表記
ちょっと面白いのが漢字の表記です。神社名と西武バスの停留所は「三峯神社」ですが、秩父市が管理する施設には「三峰駐車場」「三峰ビジターセンター公衆トイレ」という表記が使われています。
つまり現地では「三峯」と「三峰」が共存しています。トイレを探すときに「三峰」と書かれていても別の場所というわけではありません。今回撮った写真では、「三峰観光トイレ」と「三峯神社」のバス停表示が同じ場所に並ぶ様子も確認できました。こういう表記の違いも、実際に行くと気づく小さな面白さでした。




まず目を引く「三ツ鳥居」
参道入口にあるのが、三峯神社を象徴する三ツ鳥居。中央の鳥居の左右に小さな鳥居が組み合わされた独特の姿で、「ここから三峯神社に入るんだ」と気持ちが切り替わります。


狼を神様の使いとする三峯神社
三峯神社では、狼(山犬)を神様の使いとして大切にしています。公式の由緒では、日本武尊を道案内したのが狼だったと伝えられています。
境内を歩いていると、一般的な神社で見かける狛犬とは少し違う「お犬さま」の姿に出会えるのも三峯神社ならではです。
標高約1,100m。真夏でも天気と気温差に備えたい
三峯神社は標高約1,100mの山の上です。秩父市街が暑くても、木陰や風のある場所では体感が変わります。夏でも薄手の羽織りものを1枚持っておくと安心です。山の天気は変わりやすいため、雨具もあると心強いです。
ちなみに参拝者の間では、三峯神社で霧が出ると「お犬さまが歓迎している」と語られることもあります。霧に包まれた境内はたしかに神秘的ですが、これは三峯神社公式の由緒として確認できた話ではなく、参拝者の間で語られている言い伝え・俗説として楽しむのがよさそうです。
三峯神社のはじまりに関わる日本武尊像
三峯神社の由緒では、日本武尊(やまとたけるのみこと)が三峯山に登り、伊弉諾尊・伊弉册尊をお祀りしたことが始まりと伝えられています。境内には大きな日本武尊像があり、三峯神社の歴史を知ってから見ると、旅の印象も少し変わります。


あきの現地目線🌲
バスを降りた瞬間から、秩父の街中とは空気が違う感じ。標高が高く、木々に囲まれた場所なので、神社を参拝するというより「山の中の神域へ入っていく」感覚が印象に残りました。
三峯神社で見つけた「山の上のリアル」と秩父の味
観光スポットとして有名な三峯神社ですが、実際に歩いてみると、ガイドブックだけでは分からない小さな発見もあります。


自動販売機は「山の上価格」?
境内周辺には自動販売機もあります。今回の訪問時には、500ml前後の飲料が220円で販売されていました。街中より少し高めに感じる、いわば「神社価格・山の上価格」。暑い時期は水分が欠かせないので、事前に飲み物を用意しておくのもおすすめです。
秩父は味噌を使った郷土食が面白い
三峯神社周辺で目に入ったのが中津川いもでんがく。秩父観光協会の郷土料理にも「中津川いも田楽」「滝の沢みそ」が掲載され、埼玉県も「みそポテト」を秩父を代表する郷土料理として紹介しています。
秩父を歩いていると、味噌ポテトやいも田楽など、味噌を使った食べ物をよく見かけるのも印象的。グルメ目的で街を歩くときは、ホルモンやそばだけでなく「味噌」に注目するのも面白そうです。
奥宮登山口から、少しだけ山歩きも楽しむ
この日は参拝だけで終わらず、奥宮登山口から奥宮参道(登山道)へ入り、少しだけ山歩きも楽しみました。
登山口には案内標識があり、山道へ入ると木々に囲まれた道や鳥居が続きます。今回は奥宮まで本格的に登り切るのではなく、登山道の雰囲気を味わえる範囲を歩いたという楽しみ方でした。街歩きとはまったく違う空気に変わるのが印象的です。



2026年は熊の目撃情報にも注意
奥宮参道では、現地にも熊への注意を呼びかける看板が設置されていました。また三峯神社は2026年6月19日、奥宮神社参道(登山道)で熊の目撃情報があったとして注意喚起を行っています。単独での入山をなるべく控えること、早朝・夕方に注意すること、見通しの悪い山林へ不用意に近づかないことなどが案内されています。
本格的に奥宮方面へ歩く場合は、神社公式サイトの最新情報を確認し、一般的な観光散策の延長と考えず、山に入る準備をして判断してください。
実際に行って感じた「公共交通で三峯神社」のポイント
行く前に知っておきたい10のこと
三峯神社から戻ったら、秩父で食べ歩き
三峯神社を楽しんだあとは、再びバスで西武秩父方面へ戻ります。ただ帰るだけではなく、ここからはいつもの「食べ歩き」の時間です。
帰りのバスも油断禁物。少し早めにバス停へ
行きだけでなく、帰りの三峯神社発のバスも混雑することがあります。今回もバス停には人が集まり、発車直前に向かうより少し早めに戻っておいた方が安心だと感じました。
あきの帰り道メモ⏰
境内をギリギリまで楽しみたくなりますが、帰りも約75~80分の山道です。私は発車15~20分前をひとつの目安に、余裕を持ってバス停へ戻るのがおすすめだと思います。もちろん混雑状況によっては、それでも座れない可能性があります。
丹賀へ
この日は秩父で「丹賀」に立ち寄りました。三峯神社への日帰り旅の中にグルメを組み合わせると、一日の満足感がぐっと増します。


丹賀の料理・価格・店内の詳しい感想は、食べ歩き記事として別ページで紹介します。
丹賀のあとは、御花畑駅まで街歩き
丹賀の最寄り駅を確認すると、秩父鉄道・秩父駅から徒歩約7分で、御花畑駅が最寄りというわけではありません。今回は食事のあと、街を歩きながら御花畑(芝桜)駅方面へ足を延ばし、駅の雰囲気も旅の一部として楽しみました。
秩父鉄道の公式案内では、御花畑駅から西武秩父駅までは徒歩約10~15分。帰りのラビューまで少し時間があるなら、丹賀だけで終わらせず、秩父の街と駅を歩いてつなぐのもおすすめです。
たい焼き ねぎし
もう一軒立ち寄ったのが「たい焼き ねぎし」。神社と山歩きのあとに食べる甘いものは、普段の食べ歩きとはまた違うおいしさがあります。


食べたたい焼きの種類や味の感想は、「たい焼き ねぎし」の単独記事で詳しく紹介します。
池袋から三峯神社までのアクセスまとめ
| 出発 | 池袋駅 |
|---|---|
| 電車 | 西武池袋線・特急ラビュー(ちちぶ号) |
| 池袋→西武秩父 | 最短77分(西武鉄道公式) |
| 乗換 | 西武秩父駅・5番乗り場から三峯神社線バスへ |
| 西武秩父→三峯神社 | 約75~80分/大人片道1,100円 |
| 車の場合 | 西武秩父駅前にトヨタレンタカーあり/市営三峰駐車場 普通車520円 |
| 三峯神社 | 埼玉県秩父市三峰298-1 |
| 標高 | 約1,100m |
| 訪問日 | 2026年8月7日 |
※電車・バスの所要時間、ダイヤ、運賃は変更される場合があります。訪問前に西武鉄道・西武バス・三峯神社の最新情報をご確認ください。
今回の旅をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
参考にした主な公式情報
- 西武鉄道「池袋線 特急ラビュー」
- 西武鉄道「特急電車・座席指定列車」
- 西武バス「三峯神社線」
- 西武鉄道「特急ラビューの車内設備・編成図」
- 三峯神社「交通案内」
- 三峯神社「御祭神・由緒」
- 三峯神社「熊の目撃情報について(注意喚起)」
- 秩父市「三峰駐車場」
- 秩父市「三峰ビジターセンター公衆トイレ」
- トヨタレンタカー「西武秩父駅前店」
- トヨタレンタカー「料金一覧」
- 秩父鉄道「御花畑(芝桜)駅」
- 秩父観光協会「秩父の郷土料理」
- 埼玉県「秩父の郷土料理」
※公式情報は2026年8月8日に確認しています。本文中の「霧=お犬さまの歓迎」という話は神社公式の由緒として確認できないため、参拝者の間で語られる言い伝えとして区別して記載しています。
まとめ|ラビューに乗るところから始まる三峯神社の日帰り旅
池袋から三峯神社へ公共交通機関で行く場合、まず特急ラビューで西武秩父へ向かい、そこからさらにバスで山の中へ入っていきます。
移動時間だけを見ると決して近くはありません。それでも、ラビューの車窓、約75~80分のバス旅、標高約1,100mの三峯神社、木々に囲まれた山歩きまで、目的地へ向かう過程そのものが楽しい一日になりました。
そして帰りには秩父で「丹賀」と「たい焼き ねぎし」へ。食べ歩きだけの日とは少し違う、「あきの寄り道|西武線でちょっと遠出」の第1回として紹介したい旅です。
あきのひとこと
池袋を出たときは「ちょっと遠出」の気分でしたが、ラビュー、長いバス、山の空気、参拝、食べ歩きまで全部つながると、しっかり一日旅!いつもの西武線が、そのまま山の旅につながっているのが面白かったです。


















